
「要らなくなったものが
なんでこんなに美しいのだろう
穴があいたり、ちぎれたり
まだら模様や
そうかと思うと、うっとり
眺めたくなる
息をのむような美術品もある
こうして、一枚一枚、記憶を
捨てると、木々の本来の骨格が
みえてくる
こんなにやせっぽちだったの?
ここに傷があったの?
ここはたくましいね
すべすべしていたり
ゴツゴツしていたり
脱ぎ捨てて、
見せてくれたものは
本当に美しい」
冬の間に栄養をためて
春の光で芽吹き、風雨や太陽の光にもまれ
秋になると潔く葉を落とす
今も沢山の友人が病気と闘ってます
その人達にとって、毎日がとてもとても大事で
どんなに苦しくても愛おしい
私自身、癌の手術からまる4年を迎えます
思いがけず、伴侶のほうが先に逝ってしまいましたが
あれからの日々は苦しくても
光になにかしら希望をみつけていました
一番苦しかった時は木々の生い茂るのが
花が咲くのを見るのさえ辛かった
でもすべてのものが循環していることがわかってから
命は消えないとおもうようになりました
必ずまた巡ってくるんだなあと
今、ここにあることを楽しみ
時がきたらこの身体をおかえしすると思ってます



